涙の駆ける空





帰宅すると案の定やっぱり親の怒鳴り声が響いた。



「茉奈!こんな遅くまでどこほっつき歩いてるの!またあの不良たち?」

「こんなバカ娘に育てた覚えはない。」


出来損なえ…バカ…クズ…


頭の上から色々な言葉が降ってくる。




今までの私だったら前みたいに泣いて終わり…だったのかもしれない。でも、でも。




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