お見合いですか?
 支社長は、あっさりと「ああ、分かった。本社と調整してやってくれ。」と言った。

 自席に戻って、早速本社に連絡をした。

その日の夜、ベッドに入って寝ようとしてると、「明日、俺の車で行くか?」と聞かれた。
それは、嬉しい。
「えっ、いいんですか?」
「ああ、営業車持ってかれても困るしな。」
「良かったぁ。新幹線のチケット予約するか迷ってたんですけど。まぁ、車の方が経費節減できますもんね。」
そう言うと、「いや、そうじゃなくて、その方が愛実が楽だろ?直行直帰出来るし。」
「えっ、直行してもいいんですか?」
「あっ、明日の朝は、送ってって。」
「はーい。じゃあ、おやすみなさい。」
布団をかけて、寝ようとすると彼がそれを止めた。
「まだ、話終わってねーよ。」
「えっ、なんですか?」
「取り敢えず、ガソリンは満タンにしとけよ。」
「分かってますよー。」
今度こそ、寝ようと思ったら何故か覆い被された。
「それと、このまま寝れると思うなよ。」
きゃー、ちょっと待って、でも、彼はもうその気だ。
ヤバいヤバい、今日ナイトブラだよ。
すっぽり被るやつだよ。
色気も何も無いよっ。

そんな事考えてたら、キスされていて。
唇が離された時に、「ちょっと、まって。」
何とか、彼を押し返した。
「はぁ~、暗くしてください。じ、自分で脱ぎます。」
「へぇ、大胆だね、愛実、欲求不満だった?」
「ち、違うから、ブラがちょっと・・」

 笑いやがったな。
「なーんだそんな事気にしてないから」と言われ、結局脱がされた。
「はーい、バンザイしてー」とか、子供みたいに脱がされた。なんのプレイだ!
まぁ、その後は、大人の時間だったけど・・
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