お見合いですか?
 「はぁー、どうしよー。」
「なにが?」そっと、呟いたつもりが、聞かれていた。
お昼に、有希さんと定食屋さんに来た。
注文をすましてから、どうしよーか、考えていた。
「はぁ、今日が期限なんです。」
「なんの?」
「うーん、待ってもらえる期限です。」
「何を?てか仕事の話し?」
有希さんの質問に曖昧に答えながら、定食を食べた。
 先週から同じ寝室になった。
そして、生理も終わったし。
週末だし、まさに決戦は金曜日なのだよ。
気合いを入れて、定食屋さんを出た。

 定時になったので、パソコンの電源を落とした。「うーっ」と背筋を伸ばしていると、なんだかニヤニヤした感じの有希さんに「まぁ、頑張ってね。」と言われた。
有希さん!どこまで解ってるんですか?
声にだすことも出来ずに、固まってしまった。

 井川君が、「お疲れ様です。」と言ってきて、漸く、気がついた。
「あっ、お疲れ様です。」そう返して、帰る支度を整えた。
今日は、電車で帰ろう。

 帰宅して、商店街で買ってきたものをしまう。スーパーもいいけど、たまに商店街にいく。
駅から帰る途中にあるので、電車で帰るときはつい、寄ってしまう。
そして、余分なものまで買ってしまう。

 まぁ、買ってしまったものは仕方ない。
お風呂の準備をして、夕飯の支度をする。

 やっぱり、今夜がタイムリミットだろうなぁ。寝室が一緒になってから、おやすみのキスとか、抱きしめてきたり、胸を揉まれたり、スキンシップは確実に増えている。
うん、じわじわと追い詰められている感じがする。
 いや、いいんだけどね、初めてって訳じゃないし。でも、何かもやもやする。
何が嫌なんだろう?
夕飯を作りながら、何を解決したいのか考えていた。
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