喜怒哀楽が、全てのものが帰ってきたら・・・
悲しい

元々私は愛されていた。だからとても悲しかった。ずっと、ずっと泣いていた。そしてそのたび怒られた。するとある日おもってしまったんだ、お母さんの言ったことを守り続ければ、また愛してくれるんじゃないかって。

だから私は守り続けた。でももう自分で分かっているんだ、お母さんは私を愛してくれないって。
悲しい
悲しい



悲しい‼














でも・・・
もうどうでもいいや。何もかも。

いくら頑張っても愛しては、くれない。
私はまた一緒に笑いたかった、ただそれだけだったのに。
ここで1人泣いている子供はあの4人で過ごす時間が好きだった、でも今は何も思い出せない。父親も妹の顔さえも思い出せない。

もう何も考えないちゃんと何も考えず母親の言うことを聞いていよう。いままで消せと、要らないと、鬱陶しいと言われた感情。いくら頑張っても消すことができなかった[哀しみ]も消して。

思い出した『あんたなんかこの家に必要ない!消えれば、死ねば良いのに。』この言葉も守らなければ、はやく・・・死ななければ。

明日から旅行に行くといっていた。なら家には私以外誰もいなくなる、その時一度外に出てみよう。少し小さいけれど服はある。急に私が外にでないといけないときこんな服だと虐待?というのがばれるから。昔この服を買ってくれたときわたしは、この子供は・・・・・・・・・・忘れてしまった。どんな気持ちだったけ。

たしか今は冬だった気がする。さすがにこの服では長袖でも寒いかもしれない。でも別に、どうでもいい。

水だけあれば平気。明日この家を出ていこう、お母さんが言ったことを、守っていこう。
< 3 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop