祐也と私と一平先輩
「.....お前、一平さんに何んか言った?」


ん?


「態度変わっただろ?お前に対してさ」


「あ...うん。みんなの前で優しくしないでって」



「やっぱりか。清良さんメチャ機嫌いいよな」



「ねー、笑っちゃう」



「まぁ俺もそのほうがいいと思うけど。一平さんがお前を可愛がればそれだけ敵が増えるだけだからな」


小坂くんも気づいてたんだ。


「私も分かってたよ。だけどそんなことでよそよそしく接するの悔しいじゃん。
だから逆恨みされても気にしないようにしてた。....けど、もう限界かな?
一平くんは私が思っていた以上に人気者だった」


「へへっ」と笑いながら私は空を仰いだ。


まだお日さまは私たちに光を注いでいる。


「小坂くんのお陰かな?私無理するのやめた」


彼はニコッと微笑むと私の頭に手をおいてなでてくれた。
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