姫、私は誓います。

結局、自分へのけじめは自分でするしかないんだ。自分でつける事しか解決できないんだ。それを教えてくれるのはいつも皆だった。私は何かに迷った時、選択肢を周りに委ねようとする。でも、その選択肢は自分で決めなければいけないと皆はいつも気付かせてくれる。ラークとルークのこの言葉が何よりの証拠だった。

「お前がそう思ったんなら可笑しくないんじゃないのか？それに、思ったんなら仕方無いだろ？それがお前の考えなんだから。な？」

「クラウドがそう思ったんなら本当にそうだったんだろう。可笑しくは無いんだろうし、別に良いんじゃないか？」

情けない。二人はこうして私を受け入れようとしているのに私は拒もうとしている。優しさに甘えてしまうのが怖いんだ。二人まで私を置いて離れていってしまうのではないかと思うと素直に受け入れられない。受け入れたらいなくなってしまいそうで怖いんだ。