姫、私は誓います。
見た目はまだ若いとは言えど、老いた事には変わりありません。若い自分がいた方が少しは楽なのではないか、心強いのではないかという子の優しさなのかもしれませんね。

「これだけなのに呼ぶなよな!」

「お前が勝手に来たんだろ?」

「せっかく仕事休んで来てやったのによー」

「勝手に来たお前が悪いんだろ?」

「何だと!俺は親父の体を心配してだなぁ!」

「知るか。俺はそこまで柔じゃない。年寄り扱いするな」

「70越えたら皆年寄りなんだろ!?」

「いや、それは人間のラークだけだ。俺はまだ若いうちに入る」
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