姫、私は誓います。
だからと言ってはあれだが、仲間たちはちゃんと幸せだと思えていたんだと信じたいんだ。彼女と出会って、きっと早死にした人はたくさんいる。いや、ほとんどが死ななくて良い場所で死んでいった事だろう。それでも彼女といた日々、あの楽しかった日々の中で幸せを感じてくれていたと思いたいんだ。
あの日々が楽しかった事、あの日々は本物であったと信じ抜く事。それが返せなくなったわしの唯一の償いだ。わしに出来る唯一の償いなんだ。

「ずっと一人だったロンマニーはウィルさんを守るために命を落とした。まだ生きていたかったはずなのにな」

ルークのいう通り、確かにロンマニーは友であるウィルさんを助けるために亡くなった。でも、わしは嬉しいんだ。会ったばかりは噛み付くような目をしていたロンマニーが優しい目をして過ごせたと思うと凄く嬉しい。どれだけ短い間であったとしても、友のために自分をなげうつ覚悟が出来るようになっていた事が嬉しいんだ。
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