姫、私は誓います。

俺やクラウドが普通に死んだとしても次はレンの死に目に立ち合わなければと思うだろう 最後まで生き残ったのに、レンの死を見届けず死んでは先に死んだ俺に顔向け出来ない。申し訳ない。そんな事を思い、更に生きるに違いない。ラークならそう思いかねない。そうやって責任を途絶えさせないようにしていくに違いないんだ。
クラウドには悪いが、不死になったのがラークではなくて少し安心している。クラウドにはまだまだ幸せになれる、幸せを掴める可能性があるからな。過去を受け入れて前に進む力がクラウドにはある。でも、ラークには受け入れる力があっても進む力はない。受け入れたとしても過去に縛られて前を向く事が出来ない。過去を忘れてしまいそうで、新たな未来に立ち向かう勇気が無いんだ。
ただ、クラウドにはそれがある。ラークがクラウド一人になった時の事を心配する気持ちを分からない訳ではない。でも、クラウドに関してはそこまで心配しなくても俺は大丈夫だと思っているんだ。根拠はないが、友を信じる時くらい根拠が無くたって良いだろう。