姫、私は誓います。
「おうよ」

照れ臭そうに酒を飲む二人。そして、コンコンとノックされた後に開く扉。時刻は午前0時。ほら、来ただろう。俺の息子がへらへらとしながらウィルに似た笑顔で戻ってきただろう。

「すみません。宿が見付からなくて。一晩だけここに泊めて頂いても良いっすか?」

「良いですよ、何泊でも」

「退職したらここに来い、レン。お前の部屋、作って待ってるからよ」

「大丈夫だ。作らなくてもレンが退職する頃にはラーク、お前がいなくなってるだろうよ」

いつものようにバカ騒ぎが始まった。酒に酔っているからか、今日という日があるからなのか。いつもより楽しかった。気が楽で、久しぶりに心から楽しめた気がするんだ。
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