君の本気に触れた時…
そして私が彼の教育担当になった。

初めて地下にある倉庫に彼を連れて行った時に、あの事件は起こった。


「でも本当、中城君が同じ会社に入ってくるなんて思わなかったよ。しかも、また私が教える立場だし、不思議な縁だよね。」

「確かに、俺の教育担当だけど…理央先生にとっては、まだ僕はあの頃の生徒のまま?」

「え…?」


いきなりそんなことを言った彼に驚いて彼の方を振り返った時、


「僕ももう理央先生と同じ大人の男ですよ。ねぇ、理央先生…」


そう言った彼が私を壁際に追い詰めると上から妖艶に見下ろしていた。

何で急にこんな事になっているのか、必死に考えても分からなかった。
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