今度は日本を救います
そんな不良みたいになってしまった兄だが、シスコンなのは変わってない。


今日も危ないからと言って一緒に登校してくれるらしい。


私としてはその危ないっていう言葉がすごい気になるんだけど。


お兄ちゃんに聞いても笑って誤魔化すだけ。


いや、まぁそこら辺のチンピラに負けるはずがないんだけど。


でも平和に過ごしたいじゃん!?


そんな私の不安をよそに時間は刻一刻と過ぎていく。



「楓ー!亮太(りょうた)ー!そろそろ行きなさい!」



「おう」



「はーい」



私は、お兄ちゃんこと亮太と共に家を出た。

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