今度は日本を救います
「楓ちゃん」



「佐伯さん!」



「相変わらず元気そうだね」



「努力の賜物です」



1人だけ元気で活躍しまくりの私を、クラスメイト達は見ているのでもういじめなどはなくなると思う。


寧ろチヤホヤされても良いくらいだと思う。



「みんな疲れてるね」



「魔法使いのみなさんも疲れるんですね。あ、佐伯さん以外」



「俺だって疲れてるよ」



苦笑いでそう言う佐伯さんは至って平常運転だ。


どこが疲れているのか教えて欲しい。



「この調子なら明日の訓練はなしかな」



「そんな事あるんですか?」



「教える側が疲れていたら意味無いからね。今日の夜の話し合いで決まるよ」



別に私はどっちでもいいけど、きっとこのままだと無くなるだろう。


どんどん動きが鈍くなって、怪我する機会も増えてきてるし。

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