On The Bed Ⅱ 【短編】
……藤本?

私が何か言う前に、藤本が自分の口元で人差し指を立てる。

すると今度はカーテンの向こう側を指差した。


いつの間にか、先生のパソコンのキーボードを叩く音が止まっていた。

藤本は来たときと同じように、カーテンの下をゆっくりとくぐって隣のベッドに戻っていく。


「岸田さん、お茶飲む?」

「えっ!?……は、はい」


カーテンの向こう側から突然聞こえてきた先生の声に、思わず私の声が裏返ってしまった。

「あら、寝てたの?」

「いえ、起きてます……」

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