冬、500光年の彼方
序章
大学は卒業したものの就職先を探す気力もなく1日中家にこもりぼーっとする日々を積み重ねているうちに冬になっていた。
彼は神原透。
彼は全く知らずにいた。この冬が自分に出逢いをもたらし、幸せを教え、時には孤独を教え、そして彼に遅すぎる初恋を経験させることを。

相手は年下の少女だった。不登校の少女と無職の青年。まともではないふたりが恋を知った。


冬、痛いほど寒く、とても星が綺麗な夜だった
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