恋愛対象外だから!【おまけ追加】
「俺に、何かあったらおまえ達が責任取れ。」
「てか、今日話して思ったんだけど菊川って遙にマジっぽい。
何て言うか、遙依存症って感じ。
とにかく独占欲高そう。」
何か、めんどくさいことになりそう。
だから、女子って嫌いなんだよ。
ーー…
恵佑の言う通り、
朝、校門の前で菊川が立っていた。
「…まじかよ、ありえねー。」
てか、予鈴鳴ってるのに何でいるの。
裏門にまわればよかった。
「ねぇ、何で昨日の放課後、体育館裏に来てくれなかったの?
…私、ずっと待ってたんだよ?」
「俺は行くなんて言葉一言も言ってない。」
「遙君は、私のものなのに!一途な子って誰なの!絶対にそいつ許さない。」
俺はいつこいつの所有物になったわけ。
てか、はやく教室行かないと遅刻じゃん。
遅刻だけはマジで勘弁。
特に京がうるさいから。
「どいて、通行の邪魔。」