恋愛対象外だから!【おまけ追加】
校門からダッシュして、そのままHRスタートの本鈴と一緒に教室に入った。
「椎名、セーフだな。」
「よっし!…てか、おい!恵佑に亮平、あいつどうにかしろ。」
「菊川さん、朝早くから校門前にいたよ。俺、今日は日直で早く来たけどその時既に。
遙がいいとか物好きもいるもんだね。」
奏人が日直で早く登校ということは、結構早い時間じゃね?
マジで嫌な予感しかしない。
てか、物好きって失礼だろ。
「確かに、朝練来てなかったような?
…ねぇ、恵佑みた?」
「菊川?…そういえば、見てねぇかも。」
「遙、菊川さんやばいんじゃないの?
そのうち暴走し始めそう。」
何か俺もそう思う。
当分、学校休もうかな。
「…まじで俺、関わりたくない。」
「そういえば、楓加ちゃんはもう大丈夫?」
「楓加?…昨日の夜から熱上がってきてだいぶ弱ってるよ。」
フラフラしながらリビングに来て、いきなり倒れそうになったとこを唯がギリギリで支えた。
熱測ったら39度あるし。
「遙の家も大変だな〜。両親2人共基本的に家にいないんだろ?」
「あぁ。基本的に海外が拠点地だから。
ま、今更何とも思わねーけど。」