恋愛対象外だから!【おまけ追加】
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「はい、で?家出理由は?」



あたしは今、兄弟達に質問攻めにあっています。

あたしはどう答えたらいいのだろう。


向き合うって決めたけど、向き合い方がイマイチ分からない。


ただ、拒絶されたらいやだから逃げてるだけなんてことは理解してる。


でも、



「…くだらない理由だと、許しませんよ?」



と、真っ黒い笑顔で言う京ちゃん。



「楓加、さっさと言わねーとどうなるかわかってんだろな?」



と、同じく真っ黒い笑顔で尋ねるはるちゃん。



「ふうちゃん、本当に心配したんだよ?」



唯ちゃん、、
ごめんなさい心配かけて。



「ふう、何でこんなことした?」



蒼ちゃん…、



「…はるちゃんの彼女の菊川さんに、椎名家から消えてって言われて…っ。」


「え、はる君って彼女いたっけ?」


「は?いねーよ!…てか何で楓加が菊川の名前を知ってんだ。」



少し焦ってるようにみえた。



「昨日の学校帰りに会ったの。」


「…マジかよ。」


「菊川って聞き覚えがありますね。
…確か、遙が高3のときのアレですよね。」


「あーっ、俺も思い出した。
俺と唯兄が殺されかけたやつじゃねーの?」



殺されかけた…ってなに?



「楓加は詳細までは知りませんでしたね。
菊川詩織について話しましょうか。」


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