カレシとカノジョ。
「おばさん、雫に伝えて下さい。
あの時来た奴は…やっぱ人違いって言ってたって。」


「っ…!七瀬くんっ…」


「そんで…この花を…渡して貰えませんか…?」


「…お花?」


「はい。これで、雫と関わるのは…
最後にするんで…俺からとは言わないで…
渡して、貰えませんか…?」


「…ええ、…ごめんねっ、ごめんなさいっ…」


そう言って雫の母さんは屋上から出ていった

< 28 / 54 >

この作品をシェア

pagetop