絵本 短編集
それからしばらく進みました。
お母さんうさぎは立ち上がると鼻をヒクヒクとさせました。
そして子うさぎにこう言いました。
「おチビちゃん、鬼ごっこをしようか? 」
「うん、いいよ」
「10数えたら追いかけるからね」
お母さんうさぎは、子うさぎにほっぺをぎゅうとくっつけました。
「さぁ、走って。10、9、8……」
子うさぎは勢いよく後ろ足で地面を蹴りました。
「……、3、2、」
ピョンピョン、ピョンピョンと跳びはねます。