きっとこの輝きは消えないでしょう。
翌朝、カラスの鳴き声で起きたオレは、おにぎりを食べ、続きの道を進んだ。
いつもと違った朝に正直寂しさを感じなかったとは言えない。
体は正直なのだろう。
目覚めは快調でいつも通りの時間帯に起きることができた(時計は普段から持っていないため、体内時計が日常的だ)。
進む足は止めずまっすぐ行くと、少し景色が賑やかになってきた。
大きなアーチをくぐり、さらに中へと入っていった。
「ここに、服屋とかないかなー」
まずはこの服装をなんとかしなくてはならないのを優先に辺りを見渡しながら歩く。
全体がレンガ調の色で占められていて、圧倒された。
こんなオシャレな町は見たことなかったから。
ずっと森の奥で過ごし、暗い町中を駆け回っていた日々を送っていたから、尚更だった。
「あら、オーヨ〜」
胸を踊らせて服屋を探し回っていると、元気な声が聞こえた。
人発見!と心の中で呟いてそのまま突き進む。
「ちょっと、無視しないで~!」
元気な声がさらに張り上げられ、まっすぐにオレの耳に飛び込んだ。
まさか、と思いながら振り向くとバッチリ目が合ってしまった。