きっとこの輝きは消えないでしょう。
「えー、と……?」
「そうよ!あなたよ!あなたにしか言ってないでしょ!?」
オレは自分を指して、首を傾げた。
気付いてくれたことに興奮しているのか招く手の動きが激しい。
たった1人の女性を見ただけで判断してはならないだろうけど、
この町の人たちはこんなにも感情が豊かなのかと思ってしまった。
……少し引く。いやかなり。
もしかしたらザンよりすごい人たちかもしれない……。
このおばさん(と言ってもいいのだろうか?)とは真逆の興奮度で、恐る恐る近寄った。
「はい、まずは挨拶しましょ。オーヨ〜!」
「……お、オーヨー……?」
……なんだこの挨拶。へんなの。
「だめね、もうちょっと声張り上げて。抑揚つけて」
手でリズムを取られ、掛け声とともにへんな挨拶を言った。
なんか、恥ずかしいんだけど……。
視界のあちこちに人影が見えてくるもんで、オレ達の周りに町人が群がってきてるし……。
「あ、あのっ。もういいですか」
伺うように言うとハッとした表情を浮かべ、今度は勢いよく引き下がった。