きっとこの輝きは消えないでしょう。
奥からのぞいて見えたのは、暗がりでも分かるブロンドの髪に、オレンジ色をした光る瞳。
……っ。
なんでそんなにバカなの?
なんでタイミングっての考えないの?
なんで、いつもの姿でいるんだよ……っ!
「馬鹿!!来んな!!!」
なんで来たのよ。なんで変装してないの。
運悪すぎだよ。早くそこから離れてよ!!
そう吐き散らしたいのに言葉に出せないのはボスがオレの口を塞いでるからだ。
その代わり涙として溢れてくる。
「あんた誰だ?」とザンが言う。
答えなくていいから、もう早く逃げてっ。
お願いだからっ。
「君たちこそ何してるの。アンザを離せよ」
今まで聞いたことのないくらい低い声だった。
早く、逃げて。そいつ等はあんたを狙ってるんだよっ!
「見れば分かるだろ?それよりあんたはアンザの何なの?」
「僕?……んー、何だろ?」
「ハッ、何だろってなんだよ!コイツおかしいんじゃ……!!」
ザンの目付きが変わったのをみた。
ボスにアイコンタクトをとった目をみて分かった。
「ンンン!ンンンンンっ!!」
「黙ってろよ、」
「はやく、逃げて!……っ!?!!」
勢いよく顔を振った隙に自由になった口でそう叫んだ。
突如、目に飛び込んできた銀色。
鼻先に触れるか触れないかの距離でそれはギラギラと光る。
暗闇にいるのに、それだけがハッキリみえた。
後はそれに反射したサングラス。
……本気を出すということは、こういう手段を選ぶのか。
一体今までどのくらいコイツらはそうしてきたのだろう。
その中にオレも入っていたんだ……。
トパズに視線を向けた。
最期くらい親友の顔を見ていいでしょ?
この目で焼き尽くすように。