冷徹副社長と甘やかし同棲生活
 
「うわあ、カッシー超うまいよ。本当にありがとう。午後からのプレゼン頑張るよぉ」

「……喜んでもらえて何よりです」


 翌日の昼休み、菅野さんはよっぽど嬉しかったのか、半泣きで料理を食べていた。

 ほめてもらえて嬉しいけれど、涙を流すほどだろうか。少し引いてしまう自分がいた。
 椿さんに褒めてもらうと、すごく嬉しいのに。この気持ちの差はやっぱり、椿さんのことが好きだからだろうか。

 そんな彼とも、午後には報告会で会える。

 普段の会社生活では、副社長やほかの執行役員と会う機会はない。その理由は、執行役員フロアから出ることが少ないかららしい。

 だからこそ、緊張している先輩方には悪いけれど、報告会が楽しみだった。


 
< 213 / 321 >

この作品をシェア

pagetop