冷徹副社長と甘やかし同棲生活
 
「あとは、同居のことは絶対に口外しないように。お互いに変な噂が立ったら面倒だろうからな」

「はい、誰にも言いません」

「よろしく頼む。重要な話はこのくらいか。あとは、具体的な話になるが……」



 副社長はそう前置きをして、共同生活におけるルールを話し始めた。


「お前の部屋だが、リビングから一番近い寝室を使え。ベッドや布団など必要なものはそろっている」

「わかりました」

「他の部屋も自由に入っていい。お前に見られて困るものなど一つもないからな」

「そうですか……」


 
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