PROGRESS Ⅱ


「あのね。私、まだまだ弱いと思うの。どうしたら、みんなが怪我とかしないでできるかなとか考えるんだけど、私頭悪いから、とにかく強くなるしかないって。
それしか思いつかなくてね。ずっと練習してたんだ。」


それでも、工藤に言われたことが頭から離れない。

『価値がない』


そんなの、わかってるっての。

「涼夏、おい。涼夏!」

「うひゃい!なに?」
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