絶対に痩せられるダイエット
こうして焼き鳥を
一本だけ食べてしまったなよ子。


「一本ぐらい大丈夫っしょ」


なよ子はそう言って
また走りだした。


油断しているわけでも
安心しているわけでもない。


でも焼き鳥はおいしかった。


そう思いながら走るなよ子。


明日は生きるか死ぬかの
約束の日。


体重が60キロに減っていなければ
死んでしまう運命のなよ子は


どうなってしまうのか?


たれを口に付けたなよ子は
それからも


走り続けていた。



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