欲望の飴と飴売り少女
俺と蕾は事件の後忙しかった。カウンセリングに連れて行かれたり警察署に行ったりと。

警察と話して驚いたのが木原さんを轢いた車は誰も乗っていなかったらしい。更に車の持ち主が見つかってないらしい。




俺と蕾はずっと休んでいて行けなかった学校を今日から通学する。

蕾の家のチャイムを鳴らす。しばらくして蕾が出てきた。

「おはよう、亮太」

「おはよう」

蕾の顔色はあの時より明るくなった。少しくまが酷いが。

蕾はそんな俺を見て心配されているのかと分かったのか口を開いた。

「もう、亮太。目のくまが酷いよ!ちゃんと寝ないと」

「それはお前もだろ」
俺はその蕾の気持ちを取りいつも通り返す。
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