欲望の飴と飴売り少女

このメールを送ったことが後で後悔することには気づかなかった。


あたしは次の日体調が良くなったので学校に行くことにした。よく分からないがあまり学校に行きたくないのに勝手に足が動いているかの様に学校に向かう。



「いじめっ子が学校に来た」




教室のドアを開けた時に誰かがボソッと呟いたのが聞こえた。クラスメイトを見たが誰が言ったのか分からない。

聞こえないふりして席に座った。



「うわぁ。ねえねぇ、りん」


「なにぃ？みぃ」



「春香ってすごいよね。無神経にも程があるよね」


みぃは私の方をチラッと見て、くすっと笑う。




「わかる。春香のせいで岡田さん休んでんのに」