葛城社長と運命の恋を始めます
ファミレスのドリンクサービスに葉山さんも葛城社長もかなり驚いていた。


何杯飲んでも値段が変わらないなんて。


あり得ないらしい。


ファミレスでの食事は美味しくて楽しめた。


葛城社長はまだ、大切な話をしていないと言う。


夜のドライブをしましょうと誘われた。


今度は葉山さんの運転ではなくて、葛城社長が運転をするらしい。


やっぱり二人だけは緊張する。


この先に夜景の綺麗な場所があると案内された。


車から降りると、葛城社長が自分コートを私にかけてくれる。


少し寒かったけど我慢をしてしまったのが、分かったようで。


ありがとうございますと素直をお礼を言った。


少し高台にある、その場所から見える夜景は本当に綺麗で、私は飛び込む勢いで走ると。


いきなり葛城社長に抱き抱えられてしまった。


「はなさんは本当に目が離せれない人ですね。」


ごめんなさい。


「僕は怒っているのではありませんから。あなたが可愛くて仕方ないんですよ。」


こんな私が可愛いだなんて、葛城社長は視力が悪いのかも知れない。


「いえ、僕は視力は良い方ですから。」


心の声を読まれてしまった。


葛城社長は私を抱き締めたまま話し出す。


5年前、葉山さんの妹さんが交通事故にあったと聞いて、仕事先から二人では病院へ駆け付けたとき、葉山さんの妹さんはなくなってしまい。


葉山さんも葛城社長も哀しみのどん底にいたと言う。


そこの病院で同じ年の高校生の私も事故に巻き込まれてたのを知り、せめてこの子だけは助かって欲しいと願った。


葛城社長の血液型が同じだった私に輸血をしてたのだが、そこにいた両親が私の本当の親でないことも知ってしまったらしい。


そして、多分私も気づいたのではないかと心配になったと言う。


この5年間私を心配して見守っているうちに、私の事を一人の女性として見るようになってしまった。


え、そこは聞きたくなかったかも。


でも、私はまだ15才の高校生で、そんなことを考えてる事が犯罪になりそうで怖かったらしい。


その何年後、宮園フラワーショップが移転した為、私を探し出すのに時間がかかってしまったと言った。










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