葛城社長と運命の恋を始めます
これ以上迷惑をかけられない。


早く帰らなきゃ。


土下座体制から立ち上がろうとして、そのままベットから落ちそうになったけど、しっかり朝陽さんの腕に受け止められた。


情けないです。


「何を慌ててるのか分からないけど、大学が休みなのはご両親から聞いてるし、お店の手伝いも休んでも大丈夫みたいですよ。」


そんなこと聞いてない。


「僕がはなさんと一緒にいたくて、はなさんのご両親にお願いをしたんです。」


お願いって、何を。


父さんも母さんも何も聞いて来なかったし。


どういうつもりなの。


「僕からのお願いを聞いてもらえますか。」


お願いって、私に出来る範囲なら大丈夫です。


「大学が春休みの間、うちのホテルでバイトをしませんか。」


バイトですか。


「バイト料も払います。」


バイト代が貰えるのは嬉しいけど。



どんな事をすればいいのだろうか。


「私にも出来るでしょうか。」


「大丈夫です。僕とずっと一緒ですからね。」



ずっと、一緒ですか。


まさか、朝陽さんの秘書?


それは無理。


秘書は葉山さんだし。


いったいどんな仕事なのか。



又、又、不安になった。















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