葛城社長と運命の恋を始めます

運命の恋の未来は結婚なのか

21時過ぎ、我が家の客間に私と朝陽さんはいた。


父さんと母さんが店の片付けが終わるのを待ってると、エプロンをつけたまま、両親が客間に入ってくる。


エプロンは取ってよ。


いったいなんなんだと父さんは、イライラしてるように思えた。


母さんの顔は何故かにやっいてるし。


朝陽さんが両手をついてきて、今日はお願いに参りましたと言うと。


母さんの顔が一段とにやける。


「本当にこんな時間に申し訳ありません。はなさんとは一ヶ月後に結婚式を挙げたいと思っております。」


父さんと母さんは顔を見合わせて、何が起きたんだと言う顔をしてるけど。


どう説明をすれば分かってくれるのだろ。


全ては私の我儘だ。


「違うの。朝陽さんが私の為に建設してくれたホテルのオープンが一ヶ月後で、そのオープンセレモニーに、私が朝陽さんと結婚式を挙げたいとお願いしたの。」


両親の呆れ顔で、冗談は止めたほしいと言った。


だから、本気なんだってば。


「本気の本気で朝陽さんと一ヶ月後に結婚します!」


はな、落ち着きなさいと母さんに宥められても、やりと通す覚悟です。


はなは頑固で言い出したら止まらないことは分かっていると、両親が言った。


ごめんね。


でも、もう決めたから。


当日、ドレスが間に合わなくてもいいし、招待客はホテルを見学に来てくれる人だちでいい。


sweetガーデンはなホテルのオープンセレモニーに、朝陽さんと結婚したいと本気で思った。


その日がいい。


そんなに慌てなくてもって言われても、だって朝陽さんと一緒にいたいから。


私の決心は揺るがない。


両親も必ず分かってくれると信じていた。












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