恋の神様におまかせ♪



油良の家についてインターホンを鳴らす。


普通の白い一軒家だった。



《………はい》


インターホンから低いくぐもった声が聞こえた。


「道島だけど」


インターホンに口を近付けてそう言うと、インターホンの向こうから何かが落ちる音が聞こえた。


大丈夫か、って声をかけようとしたとき、今度は扉の方から物音がして、思わず駆け寄る。


「おいっ!大丈夫か!?」


扉を叩きながら声をかけると、扉が開いた。


「どっ、ど、道島くん、なんで?」


マスクをしてボサボサ髪の油良が、裸眼を見開きながらそういった。



「……飯作りに来た」




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