恋の神様におまかせ♪
家に上がると案の定誰もいなくて、シンクにもコップしか置かれてなかった。
なんも食ってねぇってことは薬もまだだよな?
「薬はあるよな?」
「うん……あるけど」
痰が絡んだような咳をして、かなりしんどそうだ。
「出来たら持ってくから部屋で寝てろよ………部屋入ってもいいよな?」
一応確認すると、何度か首を縦に振る油良。
なんか……いつもと全然違うから、すっげぇ緊張してきた。
いつもは髪を後ろで束ねてるのに、今は下ろしてるし。
裸眼だし、寝てたからかちょっとよれたパジャマを着てる。
……すっっっげぇ、可愛い。
ってこいつは病人だっての!