冷徹部長の愛情表現は甘すぎなんです!
やっぱり、気持ちを伝えたかったんだ……。胸の音が、嫌なリズムを刻んでいる。
由佐さんは、相手をどう思っているのだろう。大学時代から仲がよかった人だし、好きって言われて気持ちが香弥さんへ向く?
どうして、返事をしないのだろう。声が聞こえないということは、もしかして抱き合っていたりするの……?
確かめたくて壁からふたりの様子を覗こうとしたとき、由佐さんの声がした。
「ごめん、香弥さんの気持ちには応えられない」
その言葉を聞いて、わたしはふたりの様子を見ようとしていたのをやめた。
ほっとして、少しだけ気持ちも落ち着いてきた。香弥さんのずっと好きだったというのは、たぶん学生時代のときからなのだろう。
三坂さんは香弥さんのこと、由佐さんに媚びていなくてサバサバした人だと言っていた。それってつまり、今まで気持ちを隠して由佐さんに気づかれないよう、仲の良い女の先輩って位置を守って笑い合っていたのかもしれない。
もしそうだったら、気になるけど香弥さんの想いをこれ以上立ち聞きなんてしてはいけない。
わたしは、鞄からイヤホンを取り出して音楽プレイヤーを再生した。たまに電車で聞くくらいで、最近の曲は入っていないけれど……耳栓代わりにはなる。
由佐さんは、相手をどう思っているのだろう。大学時代から仲がよかった人だし、好きって言われて気持ちが香弥さんへ向く?
どうして、返事をしないのだろう。声が聞こえないということは、もしかして抱き合っていたりするの……?
確かめたくて壁からふたりの様子を覗こうとしたとき、由佐さんの声がした。
「ごめん、香弥さんの気持ちには応えられない」
その言葉を聞いて、わたしはふたりの様子を見ようとしていたのをやめた。
ほっとして、少しだけ気持ちも落ち着いてきた。香弥さんのずっと好きだったというのは、たぶん学生時代のときからなのだろう。
三坂さんは香弥さんのこと、由佐さんに媚びていなくてサバサバした人だと言っていた。それってつまり、今まで気持ちを隠して由佐さんに気づかれないよう、仲の良い女の先輩って位置を守って笑い合っていたのかもしれない。
もしそうだったら、気になるけど香弥さんの想いをこれ以上立ち聞きなんてしてはいけない。
わたしは、鞄からイヤホンを取り出して音楽プレイヤーを再生した。たまに電車で聞くくらいで、最近の曲は入っていないけれど……耳栓代わりにはなる。