気づけばあなたに
「わかりました」

新名だけその場に残り、2人で打ち合わせを始めた。

「今進めている案件だけど、進捗状況を聞かせてくれる?
新名に任せきりでごめんね。
何か問題点とか私に相談する必要のある点はないかしら。」

「今のところ問題点や相談するような内容は、特にないです。
期限の今月末には十分間に合いそうです。」

「ありがとう。本当に頼りになるわね。…ん?何か?」

新名が、なんだかじっとわたしの顔を見ていたのを、途中で気づいて、気になった。
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