君が残してくれたもの
私にこの曲を教えてくれた人。
ピアノなんて習ったことがなかった私に、メロディを教えてくれた。
一緒に、ここで過ごしたのは…オウジ?
はっきりとした記憶はないものの、私の頭のどこかで彼は存在している。
ピアノ、上手だった…
白くて長い指で奏でる優しい音は覚えている。
どうして、いなくなったの…?オウジ。
私はオウジとどんなふうに過ごしていたんだろう。
どんな話をして、どのくらい仲が良かったのだろう。
ピアノの椅子に座ったままどのくらいの時間が流れたのか、
「なずなちゃん?」
呼びかけられて我に返る。
「あ…海晴くん」
音楽室の入り口で、不安そうな顔で海晴くんが立っていた。
ピアノなんて習ったことがなかった私に、メロディを教えてくれた。
一緒に、ここで過ごしたのは…オウジ?
はっきりとした記憶はないものの、私の頭のどこかで彼は存在している。
ピアノ、上手だった…
白くて長い指で奏でる優しい音は覚えている。
どうして、いなくなったの…?オウジ。
私はオウジとどんなふうに過ごしていたんだろう。
どんな話をして、どのくらい仲が良かったのだろう。
ピアノの椅子に座ったままどのくらいの時間が流れたのか、
「なずなちゃん?」
呼びかけられて我に返る。
「あ…海晴くん」
音楽室の入り口で、不安そうな顔で海晴くんが立っていた。