夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】
こんなに緊張した事、今まであったかな?
今、俺の心臓は痛いくらいに脈を打っていた。
白金バッジを手にした試験の時よりも、ドキドキしてる。
このメインレースでの勝負が決まってから、俺は全ての出走馬を検討する毎日だった。
新聞やプロの予想では、キサラギの一強。
これでは何の役に立たないと判断した俺は、初心に返る事にした。
難しい事は省いて、名前を見た。
馬の名前をパッと見て、目に止まった馬。
それが、レインボーデイだった。
虹の日。
俺の大切なもう一人の女性が、大好きだった日を表すその名前が…俺の心に止まった。
そして…。
”…過去に、捉われないで下さい。
……。止まない雨はない。
きっと貴方の真上に、虹は架かっていますよ?”
そう言ってくれた、あの子の言葉を思い出した。