僕に、恋してみたら?


「最初は、眼鏡かけるか迷ってた。ほら、優等生といえば眼鏡だろ?」

「たしかに、そんなイメージはあるね」

「でも俺、バカみたいに視力良いんだ。ダテ眼鏡するのがわずらわしくてやめた」


なにそれ。なにやってるの、柳くん。

知らないところでキャラ作りに試行錯誤する柳くんなんて、おもしろすぎるよ。

柳くんの意外すぎる一面に、まだまだついていけそうにない。


「それでまぁ、とりあえずガラにもなく委員長なんて引き受けてみたんだが。案外大変なもんだな、優等生ってやつも」

「委員長といえばみんなの手本みたいなとこあるから、気を抜けないもんね。柳くんが遅刻したり、校則なんて破ろうものなら、先生きっと泣いちゃうよ。柳くんがグレた……! って」

「だったら泣かせてやろうか」
ニヤッと笑う柳くん。


いやいや、なにいってるの柳くん。


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