いつかその夢にて永遠を。 〜最初で最後の永久の愛をあなたへ~
え?

まさか。
鍵、拾ってくれたの?

「怜依!」

少年は、怜依と言った。

「鍵、落とさないように気をつけなよー。」

「あー、ごめん。拾ってくれたの?」

「うん。」

怜依は、私の手のひらに、小さな鍵を置いて、「じゃあね」と言って、駆け出した。

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