絶対に離さない

帰り道

【葵side】


...何なんだ。


少し仲がいいからって。


華と...水無月が連絡先交換したぐらいで。


胸が苦しい?


いやいやいや!それじゃあ、俺が華を好きみたいだろ!?


あいつはただの幼なじみ...。幼なじみ...幼な


「...!...おい!あーおーい!」


「うわっ。なんだよ...。」


「あんたこそどうしたのよ。難しい顔して。」


俺そんな顔してたか?


「あー。悪ぃ悪ぃ。考え事してた。」


華はクスクス笑いながら


「アンタに悩み事なんてあったんだ。」


「俺にだってあるんですぅー!」


「んー。はいはい。まぁ、何かあったなら相談のるからね!」


と言って華はえへへと笑う。


いやー。お前が好きかもって相談したら殴られそう。いや、引かれるな。


「お前に相談しなくても自分で解決出来るわ!」


こんな事言ってるけど、どうしよ。


誰に聞く?水無月か?


無理無理


こういう時は叶夢だな。


「あー華。俺今日叶夢ん家寄ってくわ。」


「りょーかい。お大事にって伝えといてよー」


叶夢休みだっけ。確かインフル?


「へいへい。んじゃ、またな!」


俺は華と別れ叶夢の家向かった。
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