ガード
『なんで』

『いや、だって、私のあんな些細な一言で嬉しいなんて、なんか変じゃん』

いささか長文になってしまった。

『嬉しいものは嬉しい』

『それで?』

『それでってなんだよ』

『前略が抜けてる』

『は?』

『嬉しいの前、なんて打とうとしたの?』

そこからしばらく返信はなかったが、既読がついてから十分後に待ちくたびれたそれはやってきた。

だが、返信の内容は目を疑うようなものだったのである。



『少し通話する?』
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