ガード
言い方を変えるならば、この様な時こそボディーガードの腕の見せ所である。

私とあずさは、翔の歩く横と横へ壁のように立ちはだかり、1人ずつべりべりと引きはがしていった。

そんな中私は虫のようについてくる女子高生達に私は、自然とある感情が芽生えてくるのを感じていた。

それはジェラシーという人間誰にでもありうるもので、私は名前も知らない女子高生に嫉妬している自分が本当に情けなく思えてきたのである。

矢形の校長に視察の挨拶をすべく、やっと校長室に入った時には入校してからもうかなりの時間がたっていた。
< 72 / 77 >

この作品をシェア

pagetop