午前0時、魔法が解けるまで。







「もう由美子と付き合う……」


「勘弁してよ」




頼もしいその背中にひしっと抱きつくと由美子は豪快に笑った。



由美子がいなかったら今頃、私はどうにかなっていたかもしれない――


何度も由美子に感謝の言葉を述べながら、私は大学を後にした。










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