午前0時、魔法が解けるまで。







「砂川さんって、小さい時から今みたいな……王子様って感じだったんですか?」


「うん?それは、優衣ちゃんが俺のこと王子様って思ってくれてるってことかな?」


「違ッ、深い意味はなくて!」



私が慌てて否定をすると、砂川さんは肩を揺らして笑っていた。


そこで私は自分がからかわれただけだと気付いて手で顔を押さえてうつむいた。







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