午前0時、魔法が解けるまで。






1人の女子学生が隣の女子学生に何かを耳打ちしている。



「優衣!」


「おい、おまっ……!」


ざわめきに混じって「薫くん」と聞こえてきて、私はたまらず2人の制止を振り切って大学の中に逃げ込んだ。


2人を巻き込むわけにはいかない。





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