午前0時、魔法が解けるまで。







「……メモ?」



何かの雑誌の切れ端と見られるそれを手に取り、裏返す。


"080×××××××× 砂川 薫
ぜったい電話して"




「……?」



雑誌の白い背景のところにサインペンで書かれた、心当たりのない電話番号と名前に私は首を傾げた。




『ちょっとアンタ聞いてんの?』








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