午前0時、魔法が解けるまで。









鐘がなり終わる直前に滑り込んだ教室。


この講義の教授は色々なことにルーズなおじいちゃん先生なので、特に叱られることなく自分の席に着席した。




ガサゴソと紙や布の擦れる音に隣を見ると、この講義で隣の席になる男の人が難しい顔をしてカバンをひっくり返すようにして中身を漁っていた。




「なあ、あんた」









< 82 / 398 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop