嘘つきなキミ

はやと「あい!」

あい「はやと...」

はやと「そこでなにしてんだよ」

あい「...わからない...でも、なんか静かな所に居たくて...」

はやと「なんだよ...ビックリさせんなよ...病院から電話来てあいが居なくなったって。たまたま屋上みたら人影見えるし、きてみりゃお前がここに居るし。マヂびびったから。」

あい「ごめん...また迷惑かけちゃったね...」

はやと「別に生きてたからいいけどさあー」


その後はやとは病院に電話をしてくれた。
私の意見を尊重してくれて、はやとが一緒に居る事を条件にもう少しだけ屋上にいていいと許可を貰ってくれた。


あい「ありがとう。」

はやと「おう。」

あい「ねえ、はやと?」

はやと「ん?」

あい「こうへいさあ...本当は何の病気なの...?」

はやと「だーかーらー風邪だって。」

あい「違うよね...。これは、私の推測なんだけどね...心臓病じゃない...?」

はやと「っ...!!ちげーよ。そんな話聞いた事ねえよ。」

あい「あのね、お母さん心臓病で死んでるの...。」

はやと「えっ...?」

あい「だからね、こうへいの症状がお母さんと似てるんだよね...。走ると発作が出るから運動は出来ないし、疲れると軽い発作も起きてた。その度に薬飲んでた。しかもね、軽い発作でもちゃんと休んだり、安静にしてないと何度も発作おこしてた。ねえ、本当のこと教えてよ...。」

はやと「...こうへいは...違うよ。」

あい「...そっか...。」

はやと「おう。そろそろ病室戻ろ?」

あい「うん。そうだね。遅くまでごめんね...」

はやと「おう。」


2人で病室に戻った。
はやとは看護婦さんにあいさつしてかえってった。

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