楕円の恋。
『おはよー。』

『あら涼今日は早いのね。お出かけ?』

お母さんが朝食の準備をしながら言った。

健ちゃんはもう家を出て行ってるみたいだった。

『圭子ちゃんとあかりちゃんと遊ぶんだっ』

私はご機嫌で答えた。

私は熱々のトーストとハムエッグを食べた。

ゆっくり食べ終わり、わたしは鏡で最終チェックをしてから家を出た。

『行ってきまーす!』

『気をつけてねー。あんまり遅くならないようにねー。』

お母さんが笑顔で手を振って送り出してくれた。
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